昔からの癖で、今何時かな〜って時には、必ず壁の上の方を見てしまいます。
いつも壁の上には、時計がありました。
しかし、今の仕事部屋には壁掛け時計がありません。
なんだか寂しい気がするけど、普通に売っている壁掛け時計はなんだかなぁ〜と、買う気にはなれません。ちっちゃいデジタルの置き時計もありますし。
ふと、ウチの屋根裏部屋に粗大ゴミに出さないと・・・とホコリを被った、汚ったない壁掛け時計がある事を思い出しました。まったく興味も無いので、動くかどうかもわかりません。
ちょっと試しに蓋を開けてみると、やっぱり汚ったない。正直、あまり触りたく無い(笑
でもなんだかこの時計、寂しそうなんで(昔から、物の声が聞こえます。多分思い込み・・・)ちょっと掃除でもしてやろうか、と文字盤のネジを外して中をのぞいた所、なんとも美しい機械仕掛けの内部機構が!これがまさしく、会社の歯車ってやつの図ですよ!
こいつを捨てたら恨まれるぞ!と、一生懸命メンテナンス。機械部には油をくれてやり、木の部分はオイルで拭いて、ガラスと文字盤はコンパウンドで一生懸命磨きました。
割れていたガラス部分は、家にあったガラスをカッターで一生懸命切って自作。
壁に掛けて、動かなかったらどうしよう・・・とビビりながらゼンマイを巻いてみると、なんとも良い音がするじゃないですか。
「カッコン、カッコン♪」と今時のクォーツ時計のカチカチ音みたいに耳障りじゃない。
時を刻むとはこの事か!と一人で納得。
昔の友人が帰ってきた。そんな嬉しい気持ちになれました。
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